成人式の振袖選びで 親と意見が合わない①
ハタチの振袖は、親にとっても楽しみなのは言うまでもありません。とはいえ、振袖選びで、親と好みが異なり、なかなか決まらないという経験をされている方って意外と多いのです。
成人式は親にも一生に一度
大事な娘のハタチの晴れ姿は、親にとってもこの上ない楽しみです。娘が最高に美しく、誰よりもかわいらしく見える振袖姿をと親は願うもの。親にとっても子供の成人式は一大イベントなのです。
ですから、気合いが入って、こんな振袖を着せたいな、こんな色柄が良いな、など、親の夢も膨らんでいくのが成人式。とはいえ、子供が初めての成人式を迎えるということは、親にっても人生初の子供の成人式なのです。初体験ですから、子供だけでなく、親にも実はわからないことはたくさんあります。
親の着せたい振袖と子供の着たい振袖は違うのは当然
女の子の成人式の準備で一番最初にすることは、振袖選び。とはいえ、和服離れが進む昨今、親も本人も着物を選ぶという習慣事態がないのが普通のこと。
お洋服はさんざん選ぶことにれているけれど、着物を選ぶというシチュエーションは、日ごろの生活の中ではほとんどありません。ですから、何が似合うのか、どんなものが流行っているのかも、振袖を試着するとき初めて意識することになります。
女性の第一礼装の振袖は、日本古来から日本女性が身に着けてきたものですが、振袖にも流行はあるのです。親の時代にはなかったような色柄の振袖もたくさんあって、何が良いのか、親子ともどもわからないところから振袖選びはスタートします。
本人が着たいと思う振袖と、親が着てほしいなと思う振袖は、違うのはあたりまえのことなんです。
振袖選びで始まる親子ケンカ
実は、振袖選びで起こる親子ケンカは、とても多く、振袖アドバイザーの方々は日常茶飯事にこれを目撃しています。
振袖店で、親子ケンカは恥ずかしい、と思うでしょうが、大丈夫です。アドバイザーのかたは、まったくそんなことは気にしていません。より良いものを選びたいと思う気持ちから、意見の食い違いが出て、ケンカになってしまっているだけ。本人と親の意見がぴったり合う親子のほうが少ないくらいかもしれません。
親子ケンカしてしまい、この店では振袖を選べない、などと思わないでくださいね。
親の選ぶ振袖は古い?
いいえ、そんなことはありません。振袖は、日本の伝統的な装いですから、何年経っても、何十年経っても、素敵な振袖は素敵です。その証拠に、一番数が出る振袖の絵柄は、古典柄です。お母さまやおばあさまが着た振袖をきるかたが多いのもその証です。
少なくとも、お母さまは、娘さんより多くの着物を見てきていますし、周りの方の振袖姿も見ています。最初から、意見を聞かない、などということのないように。20歳の成人になる女性として、意見を聞く耳を持っていてくださいね。
親が現代柄に理解を示さない
振袖の絵柄は、年々多様化し、モダンな現代柄の振袖もたくさんあります。現代柄の流行は、数年ごとに変化していくことも多いため、一生に一度の娘の振袖に、現代柄は選びたくないという親御さんもいらっしゃいます。
とはいえ、どうしてもモダンな現代柄を着たいという娘さんと、娘が何十年後も成人式の写真を見たときに、違和感がないようにと心配する親御さんとで意見が衝突してしまうこともあるでしょう。
そんなときには、親御さんに、SNSなどのネットに載っているモダンな振袖を見てもらってみては?情報がないだけで、新たな流れに理解をしてくださるかもしれません。
(②に続く)
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